「こんにちは。僕は野並と言います」
「あ、こんにちは! クルトです」
「王子様なんですよね。なんか緊張しちゃいます」
「そう? やっぱり威厳ある?」
「生まれもったものってありますよね」
「わーい☆ でも、僕たち似てるってことで呼ばれたんだよね」
「そう言われてみれば……あなた、もしかして何かに夢中になったら周りが見えなくなるとか言われますか? 僕は研究に夢中になるとそう言われるんです」
「うーん。それは、どっちかって言うと、僕の従者のステランに似てるかな。
でも、ペットが大好きってところは似てるよね」
「そうですよね。メンデレーエフのこのプニプニしたところとか、癒されますよね」
「うん。僕も、キャンディのプニプニしたお腹とかお尻とか大好き〜」
「うんうん。それとですね、研究の合間におやつを食べるのは至福のひと時なんですよ」
「そうだよね! 僕もおやつ大好き!」
「じゃあ、ちょっとそこのコンビニまで甘いものでも買いに行きますか?」
「うん。行く行く〜」
――以上、根っからのお子様気質の2人でした