「どうも。俺、本郷。君は?」
「ボク? ボクはフィフィって言うんだ」
「……なんか露出の多い服だな」
「そう? だって、ボクの国は暑いんだ。でもでも、君だって、ヒノモトの人に似てるのに、すっごく短いズボンをはいてるんだね」
「俺ぐらいの年だと、珍しいのかもな……」
「そうなんだ。でも、ボク、好きだな。ね、ね、エッチしよっか?」
「はっ!?」
「あのね、若いうちにね、いろんな経験をいっぱいしておいた方がいいって、ナセールディン殿下が言うんだ。だから!」
「うわっ! 押し倒すなって! そんなかわいいカッコで、そんなことすると……」
「あっ! ちょっと、言っとくけど、ボクは上だからね!」
「俺だって上だ!」
「むぅ〜っ」
「なんだよ〜」
「ええっい! 王子直伝のボクのテクニックで落としてやる!」
「何を〜。知識なら、俺だって負けてないんだから!」
――以上、年上を手玉に取る最強の攻コンビでした。