【クルト】「えっと…ということは……」

【シュウイチ】「底辺の３倍で６。つまり、２×６÷２で６。それから、相似比が３：１だから、求めたい面積はその９分の１で、３分の２」

【クルト】「すご〜い！　ありがとう〜！」

ガバッ！


説明されてみれば全然難しくないって思わせてくれるなんてすごいよ！
なんだかすっごいうれしくて、僕、シュウイチに抱き付いちゃった。

【シュウイチ】「わっ？！」

そしたら、シュウイチ、ものすごく驚いた顔してた。
う〜ん。僕は、お姉ちゃんがたくさんいるから、抱き付いたり、抱き付かれたりって普通だけど、一人っ子のシュウイチは違うのかも。
でも、いいよね？　だって、僕、本当にすごいって思ってるんだもん！

【シュウイチ】「えっ…あっ…ク、クルト？！」

【クルト】「えへへ。ありがとう。シュウイチって、怒らずに説明してくれるから、大好き☆」