うれしくて、にっこり笑ってラインハルトを見上げたら、なんだか真剣な目で見つめ返された。
【ラインハルト】「クルト……」
【クルト】「えっ……?」
つないだままの手がグイッと引っ張られて、気付いたらラインハルトの顔がものすごいアップ。
うわ〜。アップだよ〜。こ、これって……。
もしかして……キス?
って思った瞬間、苦しいぐらいに胸がドキドキし始める。
じっと見つめたラインハルトが目を閉じていたから、気付いたら僕も自然に目を閉じてた。
【クルト】「んっ……」
最初は重なるだけのキス。
唇ってこんなに柔らかかったんだって思うぐらい柔らかくてあったかくて、ふわふわしてくる。
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