【クルト】「フィフィ―――――」
名前を呼んで振り返ったフィフィの唇に……。
【フィフィ】「えっ……?」
【フィフィ】「ん……っ」
【クルト】「んっ!」
【フィフィ】「…………ん」
【クルト】「ん〜っ!」
自然に目はぎゅっと閉じちゃって、フィフィがどんな顔をしているのか見えないよ。
だけど、唇の感覚が重なっている。
息が苦しくて……んっ!
キスって、どれぐらいするもんなんだろう!?
【クルト】「ぷ……はっ……ふぅ…………」
フィフィの柔らかくてちっちゃい感じが、まだ残っている。
ドキドキドキドキ。
後から、後から、胸が波打ってくる。
【フィフィ】「あっははっ〜、お子様なキスだ〜」
【クルト】「こ、こらっ! 笑わないでよフィフィっ!」
大真面目でしたキスなのにっ!
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